東御市文化会館運営委員会(委員長・貢甚一郎 市文化協会長・委員10人)は、このほど委員会を開き、来年度事業を確認した。
会館が主催する20周年記念自主文化事業で、能はじめ一流の公演が相次ぐほか、市民主導の参加型企画を拡大。昨年に続き「とうみダンスフェスティバル」を開催する。
平成3年3月3日の開館から20周年。中規模の多目的ホール(762席)などを備え、コンサートや演劇、講演会ほか、展示室などを市民に開放。年間利用客はおよそ10万人だ。平成18年には 郷土の画家・丸山晩霞の記念館を併設している。
市行財政改革による指定管理制度の導入に伴い(平成21年)、現在、民間のNPO法人が5年契約で管理・運営にあたっている。
2月17日開いた運営委員会には、文化協会や老人クラブ連合会、校長会の代表者など5委員が出席。 文化会館事業の企画推進にあたる大事な機関だが、半数の委員は欠席だった。
会館事業を掌握するNPO・js文化フォーラム(小原謙一理事長)が、計画案を説明したほか、館内施設の喫茶サロン「楽士亭」の閉鎖などについて報告した。
20周年記念事業は、年間17事業。利用者アンケートによる要望が比較的高い能楽や、ジャズビッグバンド、著名人の講演会、さらに、幼児や子供向けの公演や映画などを企画した。年代や趣向を幅広く反映させた内容、という。
また、昨年、市民実行委員会が立ち上げたダンスフェスタをはじめ、参加型の企画を重視。芸能祭や合唱祭などを盛り込んでいる。
予算規模は前年比約554万円アップの総額約2800万円。
文化会館指定管理費として東御市がNPO法人へ支払うお金は、前年比約344万円上乗せの7283万円。一般会計予算に組み込んでいる。
ダデヤ編集部では、委員会の公開原則に基づき取材。市情報公開制度の手続きに添い会議資料の開示を求め、記事掲載した。
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東御市開館20周年記念自主文化事業の主な公演予定(案)は次の通り。
▽5月 いない いない ばぁ!
▽6月 講演(企画中)
▽7月 はいだしょうこファミリーコンサート
▽ 調整中 熱帯ジャズ楽団(ラテンジャズのビッグバンド)
▽7月 映画ワンピース他
▽9月 「書画に見る能・狂言展」
▽10月1日 宝生流一門の能「小鍛冶」、能体験教室、宮入法廣さん講演「刀をうつ」
▽11月 文化協会芸能祭
▽12月 深町浩司コンサート
▽来年2月 第2回ともにうみだすみらい東御ダンスフェスタ
※参照 http://tomi.ctv-blog.jp/u/dancefestival/ 実行委員会ホームページ 東御市ブログ)
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▽来年6月(調整中) 市民合唱