日別アーカイブ: 2011年2月22日

創刊 ごあいさつ

はじめに

表題の「DA-DEYA」はダデヤと読みます。
私のふるさと、長野県東信地方の方言で、例えば、「信州はいいとこだでや」と会話の接尾で使います。方言「ダデヤ」は土着の意気・・・・ふるさとの誇りを胸に名づけました。

東御市を基点に 身の回りの様々な風景や出来事をとどめ、お届けしたいと思います。

それが私どもが提供するニュースです。

「今ここに在ること」 そらさずにこれを記録し、ささやかにネット通信に載せます。
「世界最大級の最小通信社「The-most-biggest-little-press-in-the-world」といえるのかもしれません。

ご愛読いただければ幸いです。

DA‐DEYA

発行@㈱ Jステージ

編集発行責任者 谷嶋成仁

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信濃胡桃 シナノクルミの冬景色

 

北に浅間連山、南に蓼科山、西には遠く北アルプスの純白の山並み・・・

天広がりの丘のてっぺんに近く、一本の木が枝を広げていた。

樹齢10年といったところだろうか、信濃胡桃(シナノクルミ)の樹だ。

この地を拓いた古老の 分厚い手にも似たその枝が、天をわしづかみにするように空に向かっている。

東信濃地方、とりわけ浅間山麓一帯は、昔からクルミの一大産地だ。

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東御のパワーストーン 男石

男石が雄々しくメインストリートに復活する日はくるか―

東信史学会(長岡勝衛会長)が発行する機関紙に掲載の研究論文で、東御市田中にある巨大な「男石」の歴史が紹介されている。

かつて、大水害で壊滅した宿場再建時に守護の地蔵尊と一緒に表通りに置いたという大きな男根石。

加賀百万石のお殿様も感嘆した善光寺街道(北国街道)名物の町のシンボルが、今は裏小路の堂でちんまりと訪ねる人もなく納まる姿を前に、「(もともとあった駅前交差点付近に)雄々しく鎮座するのはいつのことか」と言っている。

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人紀行jin② まちづくりのために 今井裕さん

「まちづくり」について

今井裕さん(中小企業診断士・長野県商工会連合会事務局長)に聞いた。


地域固有の個性はどこにもあるのに、どこの町へ行っても金太郎飴さながらで、同じ顔なのはどうして?

魅力的な地域資源を持っていながら、手法を知らず、これを展開できないでいませんか。

単なる思い付きや目先の取り組みではありません。

情熱、やる気といった精神論でもない。

論理的な思考とシステム化した手順、そしてこれをマネージメントする人材が、まちづくりには不可欠だと考えます。



地域づくりの考え方を体系的にまとめ、地域活性化の視点や戦略を示す今井さんの自著

『地域デザイン法』(銀河書房発行・1994年)を紹介する。



=写真=今井裕さん

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