創刊 ごあいさつ

はじめに

表題の「DA-DEYA」はダデヤと読みます。
私のふるさと、長野県東信地方の方言で、例えば、「信州はいいとこだでや」と会話の接尾で使います。方言「ダデヤ」は土着の意気・・・・ふるさとの誇りを胸に名づけました。

東御市を基点に 身の回りの様々な風景や出来事をとどめ、お届けしたいと思います。

それが私どもが提供するニュースです。

「今ここに在ること」 そらさずにこれを記録し、ささやかにネット通信に載せます。
「世界最大級の最小通信社「The-most-biggest-little-press-in-the-world」といえるのかもしれません。

ご愛読いただければ幸いです。

DA‐DEYA

発行@㈱ Jステージ

編集発行責任者 谷嶋成仁




龍の渡る領域

浅間山麓の突端、幾筋もの深い沢筋を要害にして小諸城址「懐古園」がある。城跡の展望台に立てば眼下には千曲川。分厚い御牧ヶ原台地をえぐるように弧を描き、大きく西へと向きを変える。火山灰地を巻きながら上田平へと向かうその先には善光寺、遠く日本海へと続いている。


長野県の東部地方・・・奥秩父の山脈を源に谷を駆け佐久平を潤し、千のうねりを持つ龍が地上を渡るこの領域を、私たちは「東信濃」と呼ぼう。


土地の歴史を数多の遺跡にたどれば、時代は縄文、石器・・・いや、太古にまでさかのぼることだろう。昔むかしのその昔、東信濃は海の底(フォッサマグナ海域)だった。堆積、隆起、浸食、陥没、噴出を繰り返し、湖沼(古湖)だった時期もあるという。

懐古園は浅間山から噴き出した軽石堆積層(地下10050㍍)の上にあり、千曲川河床の堆積層には、およそ130万年前のアケボノゾウ(日本固有の象)の化石が埋まっている。連綿とした営みが「今」に続いている。

総面積約2500平方㌔㍍。あまたの山塊が国境を分け、土地の標高差ざっと四百㍍から二千八百㍍。春夏秋冬、鮮やかな彩りをなす風土である。

大きく、上小 地方(じょうしょう・うえだちいさがた・上田小県地方)と佐久地方の二つに圏を分ける。上小は上田市、青木村、長和町、東御市。佐久は立科町、小諸市、御 代田町、軽井沢町、佐久市、佐久穂町、小海町、南相木村、北相木村、川上村、南牧村。あわせて3市6町5村の広がり。40数万の人々がここに暮らしてい る。



 

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