保育園跡地は「原則売却」
花岡東御市長は、保育園統合により閉鎖する市内5保育園の跡地利用について「すべて取り壊し、原則売却」との方針を示した。
昨年閉園の御牧原保育園では、現在、地元研究委員会が再利用の道をさぐっている最中であることに加え、今回の売却方針は、かつて区民が善意で提供した保育園用地(公有地)の売却問題に踏み込む。「検討後の選択肢の一つ」と最終判断を先送りにする流動的な受け止め方がある一方で、住民同意を抜きにした独断的な発言との声があがっている。
市議会3月定例会の清和会代表質問(青木周次市議・3月3日)に答えた。市は市内を5地区に分け一地区一保育園方針を示し、平成26年までに全ての建て替えを終える計画。青木市議は、これまでの経過を踏まえながら「建て替え費用は合併特例債では不足」と指摘、「保育園廃園後の跡地利用について」市の方針を質した。青木市議は 「旧北御牧村地区では中央保育園の建て替えに伴い平成22年・御牧原保育園を廃止。地元では保育園跡地についての研究委員会を設け検討しているが、維持管理費は全額使用者負担』との市方針に、現在足踏み状況にある」 と説明。市長は、保育園施設は老朽化しており耐震構造となっていない、などとし「全て取り壊し(跡地は)原則売却」と答えた。
青木周次市議