2011年7月19日
ふがふがニュースのお時間です。 13本歯しかない男がフガフガとお届けします。リスナーのみなさん! と呼びかけても今日は3人…….今日は日の丸についてダラダラお話します。戦後生まれのボクには、好きな日の丸と、気分が悪くなる日の丸があります。戦争で負傷し背中に砲弾の破片を入れたまま半世紀余の間「取るのも面倒」と言いつつ逝った亡父の手前もあってね。自分の日の丸観を見つめておきたいと思うのです。さて、頭に浮かぶ好きな日の丸と、どうも具合が悪くなる日の丸を並べてみましょうか。
▽みんなで一緒にふる日の丸小旗….日の丸でなくてもマッピラ。▽校長が背にする壇上の日の丸….国旗はまだしも校長先生がと思うことたびたび。▽日の丸のハチマキ….1970 年昭和45年、作家三島由紀夫が市ヶ谷の自衛隊で、クーデター決起を叫び、割腹して果てた事件がありましたな。事件当時、ボクは田舎の高校生であって、ヘルメット姿の大学生にそそのかされるクラスメイトを「バッカじゃなかろうか」と思いつつ、剣道部でタバコなどふかしつつ大和心を磨いているつもりでいましたっけ。ショックだったのは新聞の現場写真で、荒れた画面の下あたりに小さく映ったヒトの首。小さく写ったその首をハッキリと見たくて見ようして級友の分厚い眼鏡を借りたものだからフラフラし….凄惨(せいさん)さと抱き合わせでひどくむかついた記憶です。やたらオゾマシかった。とても怖かった。「バッカじゃなかろうか」の比ではなかった。ニュースでは納めたがり屋の評論家が「三島美学の最終章」などと言ってましたが、ボクはショックでその程度の解釈では納まりがつかず「こうゆう血なまぐさい手合いが先の戦争を招き、地獄にひきずりこんだに違いない」と切り捨てました。大日本帝国の日の丸はちまきを、三島が持ち帰り、見せてくれた気がして、胸糞悪いやろうだぜ!と思いました。酒好きだったボクの父は、戦時もニッポンも語らず、刀で自腹も切らずに逝きました。▽幼い頃、祝日に祖母が決まって玄関先に掲げた日の丸….夕飯にうまい物が食えそうな、なんかいいことありそうで好きでした。▽運動会で騎馬戦の陣地に立てた日の丸 …ん?これは日の丸ではなく、紅白旗か。
▽好きな日の丸もうひとつ….第6回女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会は17日、フランクフルトで決勝が行われ、国際サッカー連盟(FIFA)ランク4位の日本代表は、3大 会ぶり3度目の優勝を狙った同ランク1位の米国と対戦、2―2からのPK戦を3―1で制し、6度目の出場で初優勝を果たしたそうです。オメデトウ。代表選手のほぼ全員が、日本の女子サッカーリーグ「なでしこリーグ」のチームに所属。その中で「最も待遇が良い」(サッカー協会関係者)と いわれる「INAC神戸」でさえ、「給料は月額で10万円前後。当然、家賃や食費もそこから捻出しなければならないので、練習に手製の弁当を持ってくる選 手もいる」(球団関係者)という状況だ。「そもそも給料が出ること自体が珍しいケース」と語るのは、代表のキャプテンでW杯5大会連続出場となる澤穂希(32)だ。「昼間に練習できるだけで恵まれている。代表でも多くの選手が昼間はレジ打ちなどのバイトをして生計を立て、夜に練習しています。私は神戸に所属しているのでサッカーに専念できていますが、昔のチームでは昼に練習なんてできませんでした」 =週刊post=
ふと、元・WBC世界バンタム級王者 辰吉丈一郎さんの言葉を思い出しました。「成功したいと思っている人間てどんだけおるよ、はいて捨てるほどおんのやから!でもな、そこで、まじめにまっとうしてる人間がおんねん。ごく稀にそうういうやつが…..そういう奴が天下とりおんねん。あともう一つ…..毎朝、走れってこと。