濁流 (千曲川)

波森 雲や河を見ていると、どれ一つとして同じものがなく、移ろい流れて行く。

流れる雲も波も結局は、二個の水素と一個の酸素(H2O)がくっついた粒の寄せ集めであるのだし、環境条件を整え型にはめて流し込めば、同一無比の形がどんどんできてよさそうなものだが…..そう単純ではないらしい。おそらく何千何万年をたどって見つめ続けたところで、瓜二つの形などあるまいと思う。天地の流れはきっとそれを許してはいない。

河も雲も海も虫も人も何もかも、皆、そうして流れていく。 

その至極あたりまえの事を、ボクは今、目の前にしている。写真は一期一会、流れを止める。全て一瞬のコマ。

この煮えたぎるような濁流が、深山渓谷に見える。吹き上がる水煙が森から湧出だす雲に見える。 目を移して周囲の山々…..山もまたこうして、流れのうちに産まれ、消えるものかもしれないな、などと、思っている。波沸6波5

 ※ 外野談 「アンタ、何処をほっつき歩いていたのサ、川見てた?.畑仕事サボって?….ご飯食わせないからね…..ふんと、トボケてんだから」 (スンマセn)

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